君を泣かせた奴はいつか必ず

永遠に穏やかに生きたい


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ある日の手書きの日記を転記

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日記が書けない

他人のことが思い浮かび、頭が疲弊している。朝活もできていない。

「優しいですね」と言った時のなんと声の柔らかいことよ。絶対に深い意味はないのだが、こちらからすると「優しいのはお前だよ!?」と思う。

なんというか、下心のない、お節介でもない、花とか動物に優しくしているのと同じレベルの優しさだと思う。優しさって本来そうあるべきなのかもしれないね。

慮るとか、心配するとかでなく。花が萎れたら水をあげる、猫に会ったから撫でる。

そんなものだと。

ネットの画像ではない、手に触れられる物たち

11/2(土) 出張帰りに都内をウロウロした。

オムプリッセに行きたかったのだが、抽選に落ちてしまい、腹いせに銀座周辺を歩いた。

朝の10時前に銀座駅に辿り着き、三越の前に30人くらいの行列ができていたので何事かと思ったら、ほとんど外国人だった。というか、休日の銀座、多分日本人より外国人の方が多かったと思う。

通りかかったついでで、普段だと行けないマルジェラに行ってコートの試着させてもらうことにした。

17万くらいのやつをネットで見ていたのだけどお店になかったので、適当に「冬着られるコートを見に来ました」と言ったら、いくつか見繕ってくれた。

中でもダウンっぽいコートが軽くてかなり良かったので品番控えてもらってお礼言って退出したのだが、カードに46万と書いてあって予想の2倍だった。恐るべし。でも買ったら一生モノだろうなあ。

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せっかく銀座にきたので伊東屋に寄った。東京はなんでもある。なんでもありすぎて、1つの小さなジャンルで専門店ができてしまう、本当にすごい。

伊東屋も外国人がいっぱいいた。外国人は、巳年の年賀状に使えるスタンプを興味深そうに見ていた。

私はというと、実物のFilofaxの手帳を初めて見た。ツヤツヤで思ったより軽くて、リフィルは想像より狭かったけど美しかった。

コートといい、手帳といい、実物を見ないとわからないことってたくさんある。

最初にバグみたいなコートの値段をみたので、完全に価格の基準がおかしくなっており、財布の紐が緩みそうだったのでシールだけ買ってお店を後にした。

オムプリッセ、いつかリベンジしたい。

今年最後の東京、とても満喫しました。

そこにいるのはNPC

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11/1(金) 仕事で名刺配ってこいと言われたので、数年ぶりに大都会東京に行った。

まじで知らない人と交流する場が嫌すぎて、行きの新幹線で本を読む自分とこの後数時間後に名刺配る自分が一致しなさすぎて「今起きてることは夢なんじゃないか??」と何回か思った。夢ではない。

ちなみに交流会はそれなりにつつがなく終えた。私も大人になったもんだ。

昔はよく1人になると、誰かとした会話を脳内でエンドレスリピートしてしまって、全然仕事とプライベートの切り替えができなかったが、今はその場を離れた瞬間どうでもよくなる。

いつからか、その日会った人はNPCみたいなものだと思うようになった。

あんなに沢山人がいたのに、会場を出て駅に着いたら、さっき会場にいた人は1人も見当たらなかった。やっぱり、あの人たちはみんなNPCなんじゃないかな。

そうだそうだ、NPCなんだ。きっと条件揃えてあの場所に行くと発生するイベントなんだよ。人生、嫌なことあってもそれで乗り切ってこう。

 

転職したいのではない、働きたくないのだ

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久しぶりすぎる日記

10/29(日) 夫が投票まだだったので19時くらいに投票所に行く。

私は期日前をしていたので、車の助手席で冬季限定kiriのトッポを食べながら待った。

スマホを家に忘れていたので、その時間はただトッポ食べながら車の中でぼーっとした。やっていることが完全に母親を車で待つ小学生である。

人間は外見が年老いても、タイミング次第で小学生に戻る。何も考えない、トッポが美味しいだけを感じている幸せな時間だった。

 

10/30(月) 久しぶりに図書館に行く。

最近はNetflix見ながら刺子ばかりしてたので、本を読んでいなかった。

あと既に朝が寒くて全然起きられない。寝ても寝ても眠い。これから冬にかけてどんどん眠気も頭痛も悪化する。もう冬は朝活を諦めるしかない、それが30年以上生きてきての結論である。

図書館の帰り、家に入ろうと思ったら鍵が見つからなくてドアの前でカバンの中身を全部ひっくり返した。

30過ぎてもこんなことしないと鍵見つけられないのかと自分でもビックリした。本当に外見が中身を置き去りにする。

 

今週かりた本は2冊だよ。あと、源氏物語2を読んでいるよ。

仕事中やめたーいと思って転職サイトを見るけど、別に転職したいわけじゃないと気づく。

今日もみんなお疲れ様だね。

 

 

おのおのめいめい力いっぱい幸せになれ

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お盆前半戦、ひたすらインプットしてたのだが、どの作品にも嫌なやつや、分からず屋が出てきて、思うところがあった。

  • 読んだ本
    • 寂しい夜にはペンを持て
    • オーラの発表会
  • 観た映画
    • リメンバー・ミー
    • 塔の上のラプンツェル
    • ズートピア

特に、「寂しい夜にはペンを持て」と「オーラの発表会」はどちらも学生でイジメの描写がある。

私は中学生の時にクラスが学級崩壊してて、クラスの半分がもう半分をいじめてるみたいな、マジでリトルナイトメアみたいな世界だったので、とにかくイジメの描写を見るとつらくなる。

大人になって良かったことは、自分でお金を稼いで、自分が望むコミュニティへ行けることだ。

教室は修学期間はそこに行かねばならず、中断には相当な勇気がいる。狭いクラスに毎日、同じ人間が顔を合わせるのでそりゃ仲も拗れることだってあるだろと思うのだが、そうなった後も卒業まではどこにも行けず、耐えるしかないのは厄介なシステムだと思う。

 

あと「ズートピア」も子供の頃にイジメられる描写があるし、大人になっても偏見を押し付けられたりしている。

「塔の上のラプンツェル」では、ゴーテルがラプンツェルを可愛がる振りをして、陰湿にいびり、騙し、精神的虐待をする。

さらに厄介なのが「リメンバー・ミー」で、これも嫌な奴が出てくるのだが、その嫌なやつ以上にタチが悪いのが身内である。

身内は、心配のあまり子供を否定する描写があり、所謂、分からず屋だ。

正直、身内が厄介なのが一番きちぃ〜となる。主人公はミュージシャンになることを夢見るが、家族には言えず、家業である靴職人になることを言い渡される。

靴職人になりたくないが故に「でも上手くできるかわからないし」と漏らす主人公に、父親は「大丈夫!みんなでお前を(靴職人の道へ)導く!」というシーンがあり、物凄く恐ろしかった。望んでない道に全力サポートされるのもはやホラーだろ…

 

しかし、全ての作品を読んで、観て、思った。物語だからってのはあるとしても、ここまで嫌な奴が当たり前の様に登場するのは、嫌な奴がいる(嫌なことがある)人生というのは珍しくないのだ。

全然イレギュラーじゃないし、特別運が悪いわけじゃない。誰にでも起こる。雨が降るのと同じ。

当たり前っちゃ当たり前のことなんだけど、なんかすごい腑に落ちた。

で、どの作品も嫌な奴と一回は対峙するんだけど、いつまでも引きずらない。心の傷にはなるんだけど、相手を許すというか、いつまでも憎まない。憎んでる暇があったら、各勝手に幸せになる。

私にないのこれだ〜!って思ったよね。私はいつまでも根に持つし、必要以上に心配するし、何かにつけて思い出す。

 

死ぬまでに習得すべきスキルはまだまだ沢山あるのだが、多分この「許す」というスキルが私は低いと思われる。

これは別に相手が謝ったので「許してやろう」とかそんな上からなもんじゃなく、自分の中で解決出来てない事柄に対して、「そのこと考えなくていいんだよ、もう気に留めなくていいんだよ、許そ」みたいなやつである。セルフコンパッション的な。

まさか、インプットした結果のアウトプットの形がこうなるとは思わなかった。読書も映画も楽しいね。

 

他人との違いはあれど、良し悪しは無いし、嫌な奴なんてたまたま近くにいた考えの合わない人間なんだから、さっさと忘れてみんな勝手にそれぞれ幸せになろうな。