君を泣かせた奴はいつか必ず

永遠に穏やかに生きたい


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7月読んだ中の5冊

先月読んだ本。

「本を読まないということは、その人が孤独でないという証拠である」とは太宰の言葉だが、真実だと思うんじゃよ🦋

 

学び方の学び方

学び方の学び方

ポモドーロテクニック推しの内容。

ポモドーロは知っていたけど、「45分に1回5分の休憩挟むやつだっけ??」とガバガバの認識をしていた。(一般的には25分に1回5分の休憩を1セットとし繰り返す)

「ポモドーロって(継続)難しいよね〜」みたいなのはよく聞くが、考え方とか読むともっと柔軟でスマートな集中方法なんだなと思った。

 

サイコロジー・オブ・マネー

サイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセット

この本、最高だった…。豊かさってお金たくさん使うことじゃないよね的な話があるのだが、まさに。

20章くらいあるんだけど、各章、要点を絞って書かれていて無駄に長ったらしくないのも好感が持てた。

株に関しては、どの本を読んでもやはりインデックスが最強なんだろうな…という100億回目の結論に…。

 

こころの対話25のルール

こころの対話 25のルール (講談社+アルファ文庫 A 44-1)

これもかなり良かった。

Aさん「気分はどうですか?」Bさん「いやあ、よくないです」Aさん「なんで?」

という会話は、会話として完了していないという話があり、これあるな〜となった。

会話の完了の観点だと「なんで?」の前に、「よくないんですね」と一度受け取ることでやりとりが1つ完了するという話。

未完了の会話を積み重ねることで、人は他人に話を聞いてもらえていないと感じ、結果、相手の話も聞かなくなるが、これを解消する唯一の方法は「相手を許すこと」であると書かれていて痺れた。

途中で出てくる犬の話がつらい。犬は、いつも人間を裏切らないし、裏切るのは絶対人間の方なんだよな。

 

イワンのばか

イワンのばか (岩波少年文庫 529)

「いいからほらもう黙っててイワンのバカ」である。

狭心症を聞くたびに『イワンのばか』が頭を過ぎるのだが、毎回どんな話か忘れるので、これもう読んだ方が早いなと思って読んだ。

イワン、全然馬鹿じゃねえの…。

奪わず、奪われても与える。狭い暮らしで、自分より豊かな人間と比較しない。奢らない、欲がない。

これは馬鹿じゃなくて素朴だと思う。

 

預言者

預言者

レバノンの詩人による詩集。

この本、ある本で一説が引用されててその美しさから実際に読んだのだが、読み進めるのはかなり難儀だった。しかし、たまにめちゃくちゃ刺さる。

例えば「家のこと」とか、とてもいい。

家はあなたの体の延長。  日光のなかで育ち、夜のしじまに眠る。そして夢さえ見るのです。家だって夢を見るのです。町を離れ、丘や林に行く夢を。

家、手入れすればするほどこの感覚がある。

人を守り、人と共に過ごしていることを良く表した言葉で感動した。

 

太宰の言葉は本を読まない人間への皮肉だが、本を読まなくても、その人が幸せならそれでいいよねと本当に思う。

私は本を読む人生を選んだ、それだけだぜ