君を泣かせた奴はいつか必ず

永遠に穏やかに生きたい


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【2021年6月】読んだ本

毎月の書籍代がばかにならなくなってきたので、図書館を利用するようになったのですが思った以上に利便性高くてもっと早くから使えばよかったと思いました。

図書館行かなくてもネットで図書検索して予約して、貸し出せる状態になったら連絡が来るので図書館まで取りに行く、みたいなプロセスを踏める。すごい。

 

読んだ本

相変わらず小説は読んでないです…。

 

愛するということ

愛するということ

愛するということ - エーリッヒ・フロム

フロムに言わせるとわたしは人を愛する性格に至っていないようだ。ただ、全く人に愛を渡せない人って殆どいなくて、時と場合によって渡せたりするから複雑だなと思った。

愛することは人に与えることであり、それは物質的な付与ではなく、自分自身の喜び、悲しみ、知識、考えやユーモアを渡すことであるなら、ブログを書くことも充分、愛するということだと思う。

愛ってすごく高度で自立した人間にあるものだなと感じた。精進が足りんね。

 

ひとりの夜にあなたと話したい10のこと

ひとりの夜にあなたと話したい10のこと

ひとりの夜にあなたと話したい10のこと - カシワイ

カシワイさんの絵が好きで読んだんですが、漫画や絵本に近いような詩集という印象でした。サクッと読めて絵も文章も癒されます…。

 

ひみつのたべもの

ひみつのたべもの

ひみつのたべもの - 松井玲奈

松井玲奈ちゃんのYouTubeを見て以来、すっかり玲奈ちゃんのファンなのですが、この方は言葉選びがめちゃくちゃハイセンス。食べ物に関するエッセイなのですが、写真がなく文章だけの本にも関わらず、食に興味が薄いわたしでもお腹が空いてくる素敵なエッセイです。

玲奈ちゃんという人となりも感じられてこれまでの「元SKEの可愛い子」という印象から「生真面目の中にユーモアと根性がある松井玲奈ちゃん」という印象に変わりました。同年代としてYoutube含めてめちゃくちゃ推せる。推させてください。

今後、玲奈ちゃんの他のテーマのエッセイも読める機会があるといいなあ。

 

ぼくが13人の人生を生きるには身体がたりない。

ぼくが13人の人生を生きるには身体がたりない。: 解離性同一性障害の非日常な日常

ぼくが13人の人生を生きるには身体がたりない。 - haru

解離性同一性障害(いわゆる多重人格)の方が書かれたエッセイです。

先日たまたま他の解離性同一性障害の方の動画を見ることがあり、人格交代がフィクションかと思うほど衝撃的だったので、書籍を探してました。

著者は主人格含めて13人いらっしゃるそうで、乖離の不思議なところは体は1つなのに中身の性格だけでなく性別、年齢まで異なるところ…。

でもその人格って全然違う宇宙とかからやってきたわけではないし、人間は誰でも多面的なので、その面が切り出されたのが乖離した人格なのだと思う。

多重人格と聞くと創作世界のカッコイイキャラを思い出すけど、現実で乖離となっている方の苦労は計り知れないと感じました。わたしが気づかないだけで、本当は周りに乖離の方がいらっしゃるのかもしれないと、考えさせられる本だった。

 

悲しみの秘義

悲しみの秘義 (文春文庫)

悲しみの秘義 - 若松英輔

苦悩しなければ人生ではないという価値観がある人にはオススメの本。

悲しみや死について書かれた哲学書のようなエッセイなのですが、誰にでも起こりうる感情を悲観的ではなく客観的に、かつ的確に言語化していて胸を打たれた。

なんかもうほんとにこの本は良すぎて言語化が難しいのですが、図書館で返却した後にAmazonで買い直したほど今後も大切にしたい本になった。

あと本編とは関係ないんだけど、文章のレイアウト?が小口の余白を多めにとっていて読みやすくて可愛らしかったです。

 

お嬢さまことば速修講座

お嬢さまことば速修講座 改訂版 (加藤ゑみ子の上質な暮らしシリーズ)

お嬢さまことば速修講座 - 加藤 ゑみ子 

一時期、話題?になってたやつですね。

もっとネタっぽい感じかと思っていたけど普通に「使いどころをわかっていた方がいい日本語」という感じで勉強になりました。

わたしも「ごきげんよう」って挨拶できるようになりたい。アニメ見過ぎてる感が否めないのですが、お嬢さま言葉って高飛車で高貴なかわいいキャラが嫌味っぽく話す言葉として脳内再生してしまうので、自分で発する時もそっちに引っ張られてしまう。

聖ルチーアの生徒ばりにお上品になりたい。