以前から聴く読書はかなり効率が良い!と聞いていたのですが、なんとなく抵抗あるしそれにお金を払う勇気がなくてやっていませんでした。
いつも通りAmazonで本を買おうとした時、「Audible」が無料トライアル可能だったので無料なら…と試してみることに。
Amazon「Audible」とは
Amazonが提供する本の読み上げサービスです。
プロのナレーターが朗読した本をアプリで聴くことができます。
もちろん全ての本がこの「Audible」に対応しているわけではなく、むしろごく一部の書籍が対象なのですが、ジャンルはビジネス書などだけではなく小説や絵本なども対象です。
ハリーポッターの「Audible」はかなり良さそうに思えました。
あとは英語版の書籍などもあるので、人によっては単純な読書目的でなくリスニングとかでも使えるかもしれません。
「Audible」に期待したこと
Audibleを利用するにあたり、個人的にAudibleに期待したことを書いておきます。
読むという労力の削減
本を読む、というのはなかなか労力が必要な行為です。
目で文字を追って脳で言葉の意味を考える工程を繰り返していると、わたしは段々眠くなってきてしまうので(のび太かよ)、読むという行為に意識を集中させなくても良いというのは魅力的です。
ながらによる効率化
本を読むときは本以外から目を離すことはできません。
基本的には読書の時間を確保する必要があるのですが、ながらが可能であればもっと効率的に本を読むことが可能になりそうです。
実際に「Audible」を利用してみて
わたしが「Audible」で試した本は「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」です。
- 作者:ジェイエル・コリンズ,小野 一郎 (翻訳)
- 発売日: 2020/07/07
- メディア: Audible版
この本は「Audible」を試そうと思う前に、書籍自体を購入していました。
それでも「Audible」を利用しようと思ったのは、この手のビジネス書をまとまった時間をとってコツコツ読むと飽きてしまうというどうしようとない理由でした。
この本は書籍の場合、目次やおわりにも含めて全300ページほどありましたが、「Audible」の収録時間は6時間程度でした。
「Audible」のアプリ画面と機能
- 再生速度
再生速度を変えることができて0.5x〜3.5xまで変更の幅があります。
ちなみに3.5xまで速度を上げるとほぼ聞き取れません。
- スキップ機能
30秒ずつ戻したり進めたりが出来るので、聞き逃しやスキップなどはしやすいと思います。
この何秒スキップさせるかは設定で変更でき、最大90秒のスキップが設定できます。
- スリープ
スリープタイマーがついてます!読み聞かせにも便利そう。
- 目次
本の目次ごとに再生がスタートできます。
- ブックマーク
聞いていて重要と感じたところはブックマークができてブックマーク箇所から再生することができます。
機能としてはこんなものじゃないだろうか。
youtubeアプリと電書アプリを組み合わせたような機能になっていました。
「Audible」試してみてのメリットとデメリット
実際に1冊聴き終わって見て感じたメリットとデメリットです。
メリット
1冊読み終わる速度がとにかく速い
最初、6時間の音声を聞くって割と苦行では?と思っていだんですが、単純に書籍を読むよりはるかに速度がはやいです。
ポイントとしては下記。
- ながらで聴けるのでとにかく隙間時間でも進めることができる
- 特に寝る前の暗い部屋や運転中など書籍では読めない環境でも聴くことができる
- 読むは意識的に文字を拾う必要があるが、聴くは内容によって聞き流せるため読書が格段に気軽になる
休みの日にお昼からちょこちょこ聴き始めて夜寝る頃には本の半分ほどを読んだことになっていました。
わたしが普通に読書した場合ではあり得ない速さです。
読み上げが思った以上に聴きやすい
最初、読み上げというワードだけでゆっくりみたいな機械的読み上げを想像していたのですが、読み上げているのは「プロのナレーター」なので癖がなくとにかく聞きやすかったです。
喩えるなら21時のニュースの前の天気予報教えてくれるアナウンサーに近い気がする。
デメリット
選ぶ本によってデメリットが変わってきそうではあるのですが、大きく分けて2点ありました。
日にちを空けて聴くには適さない
数日、もしくは数時間でも開けて再開した時に前後の話の流れを把握するまでに結構手こずりました。
これは、ながらで聞いていた代償であるかもしれません。
本来の書籍であれば栞を挟んである数ページ前や本の全体をパラパラ見ることで内容を思い出すことができるのですが、音声だと巻き戻して聴き直すにも「結局これ何の話だっけ?」となって、10ページ以上前から聞き直すことがありました。
数字を扱う内容だと頭に入りにくい
例えば数学の授業で数式だけを読み上げられてもピンと来ないように、数字が多く出てくる内容だと音声だけでは理解が追いつかないことが多々ありました。
この場合、書籍で同じページを開いて理解したりしていたので、数字やグラフの説明は文章で読んだ方が認識しやすいと感じました。
まとめ
基本は先に書いた「Audible」に期待したことは叶えられていたと思います。
ただ、個人的には「Audible」を継続的に利用するかというと「しない」になります。
やっぱり値段が高いんですよね…。
単体で購入しようとすると、だいたい2000~3000円ほどなので同じ書籍でも紙の本やKindleと比べて高いです。
利用するのであれば絶対に「Audible」会員の方がお得です。
「Audible」会員になることで月額1500円で月に1冊無料でボーナスタイトル1冊、ポッドキャスト聞き放題なので、単体購入するよりコスパがかなり良いです。
とはいえ、「Audible」に対応している本は限りがあるので、どうしても「1500円払って限られた本の中から気になるものを選ぶ」感は否めない気がしますね。。
あとわたしの性格上、仮に「Audible」で聴いて良かった本は別で紙の本でも欲しくなって、買ってしまうと思うのでコストが2重にかかると思われる。
「Audible」自体はじっくり読書がしたいという人よりは、とにかくサクッとお手頃に読みたい!って人にはオススメです。
けっこう新しい体験だったんで、気になる方は是非お試しください!
Amazon.co.jp: Audible オーディオブック