ゴールデンウィークもう終わってるけどな!
ほとんど家にいてやることなかったので、積読していた本を消化しましたよメモです。
銀河の片隅で科学夜話
物理学エッセイというべきなのか。
専門的なのに、人のブログを読んでいるかのような、小説の一説のような言葉の柔らかさを感じます。
宇宙について、原子について、倫理について。
宇宙の話や原子の話は壮大すぎてもはや現実の出来事にとらえることができず、これが現実ならこのわたしの日常こそがフィクションではないかと思うほどでした。
でもブラックホールがあるもの現実だし、放射能があるのも現実だし、わたしがいることも現実であると感じる壮大な体験ができる本でした。
あと何と言っても表紙も挿絵も美しいです。
われに五月を
「書を捨てよ、町へ出よう」で有名な寺山修司さんの詩集です。
何年か前の誕生日にもらったけど読んでいなかったのですが、5月だし読むか!と思って読みました。
一遍一遍が深いのだろうけど、結構とっつきにくいかもしれない。
なんというか、初々しいしくもカオスを感じる気がする…気がするだけですが…。
とっつきにくいと感じるものの、短歌、詩、散文詩などいろんな形式で掲載されているので、変化があって読みやすさがありました。
詩集好きな人にするプレゼントとしては最適だと思う。
光村ライブラリー11 ニホンザルのなかまたち ほか
以前書いた「国語の教科書が読みたい」って記事に関わってくるのですが、どうしても小学生の頃の教科書を手元に持つことができなかったので、その中で収録されていたであろう作品が入っている本を買いました。
一本の鉛筆の向こうにが読めて大満足だったんですが、他の収録作品も面白かったです。
特にナマハゲが掲載されてるところとか怖すぎて、これ小学校の教科書に載ってたらトラウマでは?と思いました。
これ怖すぎんか。
なまはげって本物見たことないんだけど、これが家にやってくるとかほんとに良い子にしてると思う。
自分が教科書で読んだ作品以外でも面白いものがたくさんあるし、どんどんこういう形で過去に読んだ作品が読めるようになると嬉しい。
日本のヤバい女の子 静かなる抵抗
これは積読ではなく、とても好きで何度も読んでいる本です。
日本の神話に出てくる女の子たちと現代の女性を照らし合わせるように書かれているエッセイなのですが、わたしが昔話や神話が好きなのと、はらださんが物凄く神話を調べられているかつ言葉と絵のセンスがとんでもなくて元気が出る本です。
前作の「日本のヤバい女の子」もすごく好きなんですが、個人的には静かなる抵抗に収録されている「宇治の橋姫」が大好きで思い返しては読んでいます。。
ちなみにWeb連載されていたものなので無料で読めます。
気になる方は是非読んでください…
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GWが終わると6月は祝日がないという現実。
6月には仕事辞めとるかもしれん、どうやって生きていこうかなあ。
今週のお題「おうち時間2021」