先日、ずっと行きたかった国宝「迎賓館赤坂離宮」に行ってきました。
ことの発端はわたしが見ている数少ないテレビ番組、世界ふしぎ発見が6月の放送で迎賓館を紹介していたことに起因します。
絢爛なお部屋の数々、様々な様式が取り入れられ歴史とストーリーに魅了され、これは是非見てみたい!!!と思ったところ、一般見学できるとのことではないですか!行くっきゃない!
ということで今回、念願の迎賓館に行って参ったぞ。
迎賓館とは?
外国からの賓客を歓迎し、もてなすための建物。
と辞書にはあるんですが、簡単に言うと外交の際に各国の賓客を招待して外交活動する場所です。
赤坂離宮は2009年に日本を代表する建造物として国宝に指定されました。
どうやったら迎賓館を見学できる?
最初は、予約必須なのかと思ってたんですが和風別館の見学以外は予約なしでいけます。おおよそ見学できる場所の8割ほどは予約なしで見られると思っていいはず。
ただ、もちろん国賓がいらっしゃってる場合などは見学できないので、内閣府のHPで公開スケジュール確認して行くのがオススメです!
四ツ谷駅から徒歩7分ほどで到着。
迎賓館に近づくと係の人が立っていて、予約があるかないかを聞いて誘導してくださってました。わたしが行った時は前に団体の方がいらっしゃってて、誘導の方も「予約されてない方も団体の方について行ってください~」とおっしゃってて迷わずに済みました。
入る前に手荷物検査をして当日券を購入します。
わたしは和風別館の予約はせず、本館とお庭を見ることにしました。大人1,500円だぜ。
手荷物検査は平日の10時頃行ったからか比較的空いてました。おおよそ15分くらいで通れたと思います。
いざ、迎賓館見学
本館
入ってすぐに立派な冊子をいただけて、これだけで個人的には嬉しくなりました(単純)。
玄関・大ホール+4つのお部屋が見学できます。
本館はお写真がNGなので、目に焼き付けます。
200円で音声ガイドの貸し出しもあったのですが、連れがガイドかりずにゆっくりしようと言ってたので、そのままGOでした。
渡された冊子に概要が書かれており、お部屋の前の廊下にお部屋の説明が表示されていたり、お部屋で実際に行われた行事の写真も展示されていて、ああ~~ここに実際トランプさん立ってたんだね~~!みたいな感じになりました。
どのお部屋も細かいレリーフが大変綺麗で素敵だったんですが、個人的に好きだったのは「羽衣の間」でした。
かつて舞踏室と呼ばれており(と言っても一度も舞踏会が開かれたことはないらしい)、現在は雨天時の歓迎式典や晩餐会の招待客に食前酒が供されるところだそうです。舞踏室とか初めて見ました…。この「羽衣の間」は謡曲「羽衣」を天井に絵画で描いているのですが、肝心の羽衣を来た天女が描かれていません。
これは舞踏室で踊る女性が天女であるという意味で、天井には天女は敢えて描かれてないそうです。何それすっごいオシャレやん!?!??!
どのお部屋も絢爛豪華なのですが、思っていたより広さはないという印象でした。お部屋の壁には磨かれた大きな鏡があることが多かったので、奥行きがあるように感じるよう作られているのかもしれません。少しこじんまりとした佇まいが日本らしい奥ゆかしさを感じました。シャンデリアが比較的低いものが多かったので、これ外国人の方だと頭あたらないのかな…?などと無駄な心配をしてしまいました。
庭園
石畳のお庭に噴水があり、丁寧に剪定された植物が植わっていました。
隅の方に寄贈された植物もあって、フォード大統領からはハナミズキ、ゴルバチョフ大統領からはフユボダイジュが寄贈されており、色んな国賓が来られた痕跡が見られて面白かったです。
ちなみに、お庭は写真撮影が可能なエリアです。スーパー撮影タイム!!
噴水がある方は迎賓館の裏側みたいな感じかな?反対側に前庭があるので、そっちの方が迎賓館正面がバッチリ写る写真が撮れます。※1枚目の写真の場所です。
前庭でアフタヌーンティーが楽しめるらしく、高貴なおばさまがたがお茶をしていました。あと、おばさま方にお写真頼まれたので全力で撮りました。
豪華なアフタヌーンティーセットは頼みませんでしたが、アイスカフェラテとマフィンを買ってベンチに座っていただきました。美味しかったです。
まとめ
最初に「行ってみたい!」と思った時、行くハードルがかなり高く感じられたんですが実際はそんなことはなく、割と気軽に見学できました。1,500円で日本の最高峰の西洋建築を見学できると思うとかなりお安いと思います。もうみんな行ったらいいよ…絶対楽しいよ…。
ただ、石畳で段差が多いのと階段も多いので、足が悪い方や歩き回るのがつらい方は結構大変かもしれないので注意です。車椅子用のエレベーターはあるらしい。さすが国宝…。
次は機会があったら和風別館も行ってみたいです。